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くすり湯を楽しもう

昔から「5月にしょうぶ湯、冬至にゆず湯」と、四季を通して民間に伝えられれきたくすり湯も、今では行事化されすぎて、その効用は忘れがちです。しかし最近の医療では、これらくすり湯を積極的にとりいれ、治療効果をあげています。私たちも、もう一度くすり湯を見直し、上手に日常生活に利用してみましょう!


《くすり湯の効用》

おふろは、体を清潔にするだけではなく、からだの新陳代謝を活発にしてくれます。しかし井戸水や水道水(単水)によるおふろでは、皮膚にあるカリウムやナトリウム、タンパク質などがお湯にとられてしまい、特に赤ちゃんやお年寄りにはよくありません。その点くすり湯の場合には、植物中の有効成分が単水による入浴以上に全身に良い刺激を与え、血行を良くして新陳代謝を高め、さらに体内成分の消耗をなくしてくれます。また植物によっては、皮フ病や痔などに直接効果をもたらしてくれるものがあります。


《くすり湯のととのえ方》

手ぬぐい二つ折りくらいの木綿袋に入れて、わいたお湯に浸せばくすり湯の出来上がりですこの時ただ浸すよりも鍋などで10分くらい煮出し、その煮汁とともに湯船に入れればなお効果的です。


《くすり湯入浴時の注意》

⚫︎熱がある時や、医師に入浴をとめられている時には、絶対に避けましょう。
⚫︎入浴する時の温度は40度くらいが適当です。保温効果がありますから、長湯の必要はありません。

◎ととのえ方の手順イロハ

イ・まず手ぬぐいを二つ折りにして両端を縫う
ロ・できた袋に薬草を入れて…
ハ・上をくくってお鍋でよく煮る。
ホ・煮汁を湯の中に入れて、袋も入れる。これで出来上がり♪


ミカン湯

ミカンの果皮を使います。ミカン湯は血行を良くし、皮フにツヤを与えてくれます。この他にユズ、レモン、ダイダイなども同じ効果があり、特に柑橘類のお風呂は素晴らしい香りも楽しめます。

モモの葉湯

モモの葉にはタンニンが含まれており、これが炎症や止血に効果を与えます。昔から、あせもに使われることで知られています。

マコモ湯

マコモはイネ科の多年草で、全国各地の沼や川の水ぎわに自生していましたが、今では関東の利根川や霞ヶ浦周辺など、限られた場所でしか見られなくなりました。昔から民間薬や食用として利用されていますが、くすり湯にすると、全身が良く温まり腰痛などの痛みに大変効果的です。

ヨモギ湯

ヨモギの葉や茎を使います。ヨモギには皮フのケラチンを柔らかくする働きがあるので、しび保温効果が高く、またこの葉に含まれるタンニンが炎症に作用するので、アセモにも効果的です。五月五日のショウブ湯に、ショウブと一緒い用いられ、親しまれてきました。

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